- 作者: 倉方俊輔,吉良森子,中村勉,東京建築士会
- 出版社/メーカー: 学芸出版社
- 発売日: 2016/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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死んでいない者
- 作者: 滝口悠生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/01/28
- メディア: 単行本
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アラフォー男子の憂鬱
常見陽平、おおたとしまさ編著の「アラフォー男子の憂鬱」を読んだ。
これも図書館に借りて読んだ。建築系以外だったらうちの近所の図書館に 、僕のアマゾンウィッシュリストに入っている本が割と置いてあることに気付いたので、その辺から優先的に読むようにしている。
この本はアラフォー男子というよりも、出版された2013年にアラフォーだった団塊ジュニア世代の本といった感じなので、少し下の僕とはちょっと世代差を感じるなと思った。プロレスもバンドブームもテレビゲーム、ガンダムも微妙にタイムリーじゃなかった。ただ、僕の周りの友達の中には小学校のころから週刊プロレスを愛読していたり、BOOWYのギターを家で練習している友達の兄ちゃんとかがいて、なんとなくその辺の雰囲気はわかる。そんな感じで今も僕はなんとなく人数の多いこの世代の文化や生き方をみて参考にしているようなところはあるかもしれない。実際僕が読んでいる本や聴いている音楽、ラジオのパーソナリティはこの世代の人が多い。
世代論って面白いんだけど、得してるとか割食ってるとか言い出すと不毛な感じになりがちだし、長いスパンで見ると大差ないんじゃないかと思うので話がそういう方向になるとあんまりだなと思ってしまう。僕も就職氷河期ど真ん中世代だけど、だからといって30年前に生まれたかったなとかは絶対に思わない。戦前と戦後ではかなり違うと思うけど、団塊の世代と自分たちは大差ないんじゃないかなと思う。
最近は大学のコスパのこともよく言われているけど、僕の周りを見渡すと、大学の偏差値関係なく頑張っている人がたくさんいるので、小手先の能力を上げることに時間を使ったりせず、僕らが大学に行っていたときのように毎日をだらだら徒然なるままに過ごして(最近の大学生は忙しいと聞くが)、これからどうやって生きていくかゆっくり考えればいいと思う。自分の子供たちのことを考えると世代がどうとかよりも、とにかくどんな社会になっても生きていけるような人になってほしい。
有線マウスの比較
先日買ったロジクールのM500がやっぱり自分には合わなかったみたい(重い)なので、Amazonで1500円以下のマウスをいくつか買って試してみた。ワイヤレスもいろいろ試したけど、軽さを求めると有線なんじゃないかと思う。
1989年のテレビっ子
てれびのスキマさんの「1989年のテレビっ子」を読んだ。これも図書館で借りた。
1989年のテレビっ子 -たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン、ダウンタウン、その他多くの芸人とテレビマン、そして11歳の僕の青春記
- 作者: 戸部田誠(てれびのスキマ)
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/02/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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僕は大学生になって一人暮らしをはじめるまでは自分の部屋にテレビがなくて、子供のときは思う存分テレビがみれるといった環境がなかったんだけど(代わりにラジオを聞いていた)、てれびのスキマさんとは歳が近いので、確かに1989年前後のテレビはおもしろかったなと思った。日曜日のいいとも増刊号をみるのがとにかく楽しみだったし、大人は平日にいいとも見れていいなと思ってた。
ただこういう自分の感覚ってちょっと気をつけないといけないなって思うのは、ありがちな昔はよかったな的なものというか、ただ単にそのころ自分が多感な時期だったからテレビや雑誌や音楽がおもしろかっただけなのかもなとも考えられる。
同じような話で、今は大変な時代だともよく言われるけど、いつでもみんな大変なのか、本当に昔に比べて大変なのかも公平に判断できないし、判断したって意味はないだろうから、今より昔が大変だったとしても、そのときに大変なものは大変なものとして、改善していったほうがいいにきまっている。
東京藝大物語
茂木健一郎の「東京藝大物語」を読んだ。図書館で借りた。
これは小説だと書いてあったのでフィクションだと思って読みはじめたのだが、読んでるうちに完全にフィクションなのか、実話にちょっと盛ったものなのかよくわからくなった。どっちでもいいんだけど結構おもしろかった。
東京藝大に入ってもアーティストとして食べていけるのは10年に一人なのかー、厳しいなーと思って読みながら、僕が行っていた大学の人たちのことを思い出した。建築学科はもちろん藝大や美大ほどじゃないけど、理系なのになぜか文系というか、芸術系というかそういった側面があって、僕はそこがなんだか気恥ずかしいというか、むずむずして嫌だったんだけど、なんだかんだでそこに魅力を感じていたことは否定できない。
今思えばみんなやっぱりちょっとづつイタイ感じだったし、僕も思い出したくないような恥ずかしいことがたくさんあるけど、それでこそ青春だし、全力を出している若者は多かれ少なかれイタイ感じになるんじゃないかと思う。