ブログをやすんでいたけどやっぱりやることにしたことについて

僕はいままでブログを4年間くらいやってたのですが(ブログサービスを何度か引越しながら)、去年1年間はおやすみをしていました。

僕は建築の設計事務所を田舎でやっていて、設計事務所のウェブサイトに関連して、建築のことや、読んだ本のことや、仕事のことについて実名でブログを書いていましたが、いつのまにかエントリが仕事には直接関係のないこと(ほぼ読んだ本のはなし)ばかりになっていました。

というのも、僕が仕事にしている建築の設計には守秘義務が当然あって、仕事の内容でブログに公開できることが実はあまりありませんでした(普通ははじめるまえに気付くはずなのですが)。

僕の最近の仕事は住宅半分、公共工事半分くらいですが、住宅の仕事などは施主に許可をもらって設計中に検討していることや、工事中の写真をアップしたりもできるのですが、ウェブ上にエントリや写真が残ることのリスクを考えたりすると、別に無理してブログにのせなくてもいいやという結論になりました(施主にとってメリットがなさすぎる)。公共の仕事はもちろん載せることはできないし。そもそも設計のプロセスや工事過程をブログにアップしたりすることがあまりかっこよくないかなと思ってきたし(公共性のあるビッグプロジェクトで市民と情報を共有するためとかなら話は別ですが)。

いろいろな告知(オープンハウスとか雑誌掲載とか)にブログを使っているひともいますが、僕は事務所のホームページに随時直接書き込んでいるので、そういった使い方もしっくりきませんでした。ちなみに僕の事務所のホームページは自分でメモ帳にhtmlを手打ちするという簡単で古典的な作業でつくっていますが、ソフトでつくったりするよりも、データが軽くてすっきりしたデザインになって(そもそもコンテンツがたいしてないのでこれで十分)、更新もしたいときにすぐできるので、自分ではこのやりかたが気に入っています。

そんなわけで、設計事務所の代表としてのブログというよりも田舎在住建築フリークの読書感想文のみたいになってしまったということに去年のはじめあたりに気付いたので、ブログをひとまずおやすみすることにしました。

ブログやホームページをみて僕に仕事の依頼をする人はまずいないのではと思います。誰かの紹介とかで僕のことを知って、僕がどんな建築を設計しているのかをホームページで確認した人から仕事の依頼があるということはあったと思うけど。

そもそも僕はぜんぜん知らない人の仕事の依頼は受けません。今までに受けた仕事は、もともと知っていた人か、誰かの紹介です。自分がどれだけ慎重に仕事をすすめていても、トラブルに巻き込まれる可能性はなくならないので(建築はたくさんの人が関わってつくるので)、自衛のためにもぜんぜん知らない人の仕事は受けていません。知人や誰かの紹介だと話し合いで解決できることも、もともと知らなかった人だとこじれてしまうということもありそうなので。そういった意味ではネットで設計の仕事を受注したり(仲介サイトなども含む)、雑誌に掲載された情報をみていきなり電話をした人の依頼を受けている人たちはすごいなと思います(自信があるというか度胸があるというか)。

てことでいろいろ試行錯誤した結果、ブログはあっさりやめて、設計事務所のネット上における情報公開はホームページをポートフォリオ的につくって完成写真をみてもらうだけってのが僕にはあっているなという結論になりました(文章は必要ない)。

ちなみに設計事務所のフェースブックページもつくってみてたけど、これは僕にはぜんぜんしっくりきませんでした笑(これについては長くなりそうなのでまた後日書きたいと思います)。

設計事務所のブログはやめたけど、一年たってみてやっぱりブログはおもしろいなと思うので(書くこと自体がおもしろかったことに気付いた)、設計事務所の代表としてではなく、ぺいちく個人としてブログを書くことにしました。

そんなわけでこのブログは、ぺいちくが個人的に考えたことの記録や日記のようなものであり、実在する設計事務所や所属団体などとは一切関係ありません。