矢野久美子著「ハンナ・アーレント」を読んだ。
ハンナ・アーレント - 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者 (中公新書)
- 作者: 矢野久美子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/03/24
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (26件) を見る
日経新聞か何かで紹介されていて、読んでみようかなと思って買ったがしばらく読んでいなかった。
映画が公開されたとかでアーレント関連の記事を最近よく見かけ気になっていた。
アーレントはドイツからアメリカに亡命するんだけど、同じ時期の33年から44年までの間に2万3千人から2万5千人の知識人がヨーロッパからアメリカに移ったとのこと。
これでアメリカとヨーロッパの学問、文化レベルのバランスはかなり変わった。
ぼくがぱっと思いつく亡命した建築家は、グロピウスとかミースあたりなんだけど、ほかにももっといるんだろうな。
完全にたらればだが、戦争がなくて大量の亡命がなかったら今の世界のパワーバランスと全然違ったことになってたんだろうなと想像した。日本や中国などのアジアも含め。
たらればのはなしといえば、第2次大戦でドイツと日本が勝っていたらというパラレルワールドが舞台のSF小説があるとこないだラジオで聞いて、読んでみたいなと思ったのを思い出した。すごい設定。
- 作者: フィリップ・K・ディック,土井宏明(ポジトロン),浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1984/07/31
- メディア: 文庫
- 購入: 17人 クリック: 230回
- この商品を含むブログ (123件) を見る
今レビューとか読んでたら読みたくなったのでKindleで買った。