ジョナサン アイブ を読んだ(kindleで)。
- 作者: リーアンダー・ケイニ―,林信行,関美和
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/01/09
- メディア: 単行本
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とてもいい本だった。
スティーブジョブスの自伝とかは読んでないんだけど、アップルの内部のことをこんなに書いてもいいのかなというくらい書いてあった。
僕も大学生のときにiMacのインディゴと、真っ黒なパワーブックG3を使っていたなあ。
大学にはG4や白い大福型のiMac、キューブ型のG4が並んでいた。
この本の中で、ジョニーやジョブスがどの製品でもユーザーに、気軽な感じで、親しみをもてるデザインを考えていることが印象的だった。iMacの後ろについているハンドルも親しみやすさをもたせるためらしい。親しみやすさを出しながら、同時に自然であたりまえで、デザインを感じさせないもの。あるべきものを正しくつくること、それが理にかなっていること。他と違うものをつくることはできるけど、いいものをつくるのは難しい。
これを読んで、建築の親しみやすさってなんだろうなって最近よく考える。やたらわかりやすいものも安っぽいし、ユーザーに媚びたものではなく、デザインを感じさせずに、気軽で親しみやすい建築があったらそれが一番いいだろうなと思う。
なんだか最近メディアなどで目にするものは、分かり易すぎるものか、謎でとっつきにくいもののどちらかが多いような気がする…