ぺいちくのブログ

本と建築のブログです。https://twitter.com/paychiku

筆記用具について

公共工事の現場がはじまると、現場で確認のサインや、打ち合わせ簿をチェックしたりと、ボールペンの出番が増える。

シャーペンやサインペンなどほかの筆記用具については使うものが決まってるんだけど、ボールペンだけ机に転がっている適当なもの(何かでもらったものなど)を使っていたので、どうにかしたいと思っていた。

ちょっといいやつ(5000円程度のもの)を買おうかなとも思ったんだけど、近所で替え芯が売ってなかったら面倒かもな(基本的にはネットで買うとしても)と思って近所の文房具屋をめぐっていたら、案の定LAMYとかの替え芯は売ってなかった。

冷静に考えると普通の安いやつで気に入ったものがあればそれが一番いいのではと文房具屋さんをめぐっているときに思って、いろいろみていたらゼブラの80円のやつが気に入ったので、今後はこれを使うことにした。

ゼブラ 油性ボールペン ラバー80 B-R-8000-BK 黒 10本入
 

 これの赤と青も使う。簡素なデザインでいらんことをしていないというのがいい。書類にサインしたりするのはにじんだりしたらいけないから水性とかゲルインクとかじゃなくて、油性がいい。油性は最初がかすれたりしがちだったけど、最近のやつは割とさらさら書けるということが、いろいろためし書きをして分かった。現場で落としたり忘れて帰ったりしてもこれだとまた買えばいいから気分が楽。

手帳用のボールペンは三菱のジェットストリームの3色0.5mmにした。

手帳はほぼ日を使っているんだけど、手帳カバーのわっかのところにさっと差しこめるちょうどいいのがみつからなかった。結局考えるのがめんどくさくなっておまけでついてきたこれに戻すことにした。これはこれで油性でさらさら書けて気に入っている。

ゼブラのやつをやめてこれに一本化することも考えたけど、つねに手帳をもちあるくとは限らないので、分けることにした。あくまで手帳用は手帳用。

シャーペンはステッドラーの500円のやつを学生の時からずっと使っている。

ステッドラー シャープペン 製図用 925 05 0.5mm

ステッドラー シャープペン 製図用 925 05 0.5mm

 

 製図用のシャーペンは3000円くらいするやつを使っていたときもあったけど、これで十分。昔は0.3とか0.7とか使い分けていたけど、今は0.5のみ。手書きで詳細図を書くことはほとんどなくなったからな。プランを検討したり、ポンチ絵やコンペの時の手描きパースの下書きに使う。もちろん字も書く。

製図用のシャーペンは床に落とした時に先が曲がりやすくて、高いのを使っているとかなしい思いをするから、この程度でいい。アルミ製もあるけど、樹脂製の方がぼくは好き。樹脂の方が軽いしひんやりしないし安い。

ぺんてるのサインペンもずっと使っている。黒と赤と青の三色。

迷っていろんな線を描きすぎてよく分からなくなったときに、えいやっと上から太い線を描けるので便利。

 パイロットの水性ペンは0.05、0.50、0.8の3つを使っている。

 手描きでプランを描いたり、コンペの時とかの手描きパース用に使っている。このペンはトレペと相性がいいと思っている。手描きパースはラフ模型を写真に撮ったものや、ラフのCGを出力したものにトレペを敷いてこのペンで描いたものをスキャンしてフォトショップで色をつけたりしている。

基本的には0.5だけど、外観の輪郭とかは0.8を使ったり、添景(人とか)には0.05を使っている。プランをトレペで考えたりするときにも使う。シャーペンで描いた上からこれで描いたり。

フリクションボールも使っている。というか最近はほとんどこれ。

パイロット フリクションボール4 ブラック

パイロット フリクションボール4 ブラック

 

打ち合わせの時とか、図面に描き込んだり、とにかく消せるから躊躇せずにどんどん書ける。本に線を引いたりとかメモを書いたりするのもこれ。ただ、インクがすぐなくなるから、 これじゃなくていい時は、油性のボールペンとかシャーペンを使うべきだと思う。

鉛筆系はステッドラーのホルダー。

これも学生の時から使っている。スケッチとかプラン考えたりするときにたまに出番がある。芯は削らずに太いまま使っている(削るのめんどくさい)。細い線が描きたいときはシャーペンを使えばいいと思っている。 

蛍光ペンステッドラーのクレヨンみたいなやつ。ピンクと黄色。

 この蛍光ペンはにじまなくていいんだけど、クレヨンみたいだからダマになったり、狙ったとこをピンポイントでマーキングできなかったりするから、再考の余地あり。役所に提出する仕様書の使った数値や品番にマーキングしたりするときに使う程度。僕は学生のころから教科書とかの大事なところは赤で線を引く程度で、蛍光ペンを使うことはあまりなかったので、蛍光ペンを使うのにあまり慣れていない。

 全部並べるとこんな感じ。

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結構多いけど別にミニマリストをめざしてるわけじゃないからこれでいい(ミニマリストの人は3本くらいなのでは)。気に入ったものがあって、使うものが決まっていることが大事なわけで、量を減らすことはそんなに大事だと思わない。メーカーもバラバラだけどそこもそんなに気にならない。

どうだっていう感じのデザインのペンはやっぱり人前で出すときになんか恥ずかしいから、できるだけ簡素なデザインものを選んでいると思う。これは車とか他のものでも同じだけど、客先や現場に行くのに僕が外車に乗っていたらやっぱりなんか変な気がするので(僕は国産の普通車に乗っています)。外車に乗りたいとも思わないし、次にまた車を買うなら、今乗ってるやつで省エネ性能がよくなった新しいやつがほしい。

普通っぽいデザインなら何でもいいわけじゃなくて、なんとなく素直な感じのするものがいい(このへんはなんていうか説明がむずかしい)。それでいて実用的でどこでも手に入るものっていうのがペンに限らず身の回りのものを選ぶ基準になっている。建築を設計する時に材料や形を決めるときも同じようなかんじで決めていると思う。ただ、最近は装飾のプラス効果も無視できないなと思うことがよくある。近代以降のものは装飾のマイナス効果を極端に恐れてつまらなくなっているものも少なくない。やっぱりバランスが大事でそのへんの均衡がとれたものがいいデザインなんだと思う。このへんは言葉にするのが難しい。