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これからの「カッコよさ」の話をしよう

「これからの「カッコよさ」の話をしよう」をKindleで読んだ。

これからの「カッコよさ」の話をしよう

これからの「カッコよさ」の話をしよう

 

著者の3人がカッコいいと思うものを持ち寄って話をする本。

多様性礼賛主義の今の雰囲気の中でこういったものがカッコいいとかあまり言いづらい感じとか(結局ひとそれぞれだよねと言わざるをえない感じ)、これがカッコいいとかを語ることそのものがカッコ悪いといった雰囲気の中で、こういった本はなんか新鮮でいいなと思った。

新国立競技場の話で僕が物足りなかったのも、この建築がカッコいいかどうかといった話をみんな表ではしたがらないところだった。でかいとか金がかかるとかで批判をしているけど、ほんとはみんなあのデザインが気に入らなかっただけかもしれない。表で口に出しにくいだけで。

金がかかりすぎるとか、でかすぎるとかいった話はまあ分かりやすいし一見正しいようにみえるけど、それ以外の考え方とか価値観を切り捨ててしまっているんじゃないかとも思う。ぼくはそういったものには善意のブロック的(いいことをしている人には反論しにくい)なものを感じている。

カッコいいかどうかという話は分かりにくいかもしれないけど、分かりにくい価値もあっていいと僕は思し、分かりやすいものだけだとレベルが下がる一方なんじゃないかと思う。

多様性もありながら、これはカッコいい、カッコ悪いといいやすい雰囲気になるってことはないんだろうか。結局人それぞれだよねっていうのは身も蓋もなさすぎる感じがするので。