僕自身カトリックで、これから自分を含めて家族の宗教をどうしようかなと思ったのでこれを図書館で借りて読んだ。
日本における神道と仏教の関わりを中心に丁寧に書かれていてよく分かったんだけど、カトリックについてはあまり書かれていなかった。
結局のところ日本人はみな無宗教と言いたがったり、宗教に熱心だとなんか抵抗を感じるような雰囲気があるけど、無意識のうちに神道や仏教の行事に参加していて、本当に無宗教なのかといった内容。
家族や友人がつらい状況にあるとき、でも自分は何もできないとき、やっぱり祈ることしかできないこともあるような気もする。
結局この本に僕が知りたいことは書いてなかったけど、後日読んだ又吉の本にこう書いてあった。又吉もカトリックの家だったらしいけど、大きくなってから自分で考えろと言われたらしい。又吉はまだ何も選ばず、又吉の姉はカトリックを選んだらしい。僕もそれでいいんじゃないかと思った。