ぺいちくのブログ

本と建築のブログです。https://twitter.com/paychiku

西加奈子の「i」を読んだ。

i(アイ)

i(アイ)

 

  みんなが大変なときに、自分はぼんやりしててもいいのか、といったことがテーマだったように読めた。ちょっとずつ時間が流れて、ああこの小説の時間は震災にむかっていってるなと気づいたときに、なんかいやな感じがしてしまった。

震災がテーマなのがいやというよりも、ちょうど同じころに読んでたマチネの終わりにも、話自体は全然違うけど、同じように震災が登場してきて、またかと思わざるを得なかった。