GA JAPAN 150 「総括と展望」を読んだ。
一番気になったのは西沢の「自分の物語」を持つ必要があるといった話。
自分の興味に引き付けて建築の設計をするのは設計者のエゴが出そうな気もするけど、逆に何もなければ誰が設計しても同じなので、そういうのもあるかもなと思っている。20年前くらいは非作家性などのキーワードをよくみた気がするけど、今は逆に振れてるのか、最近の大衆迎合的なワークショップ建築や、プロポーザルの提案にみる美辞麗句を並べたような内容のものへの抵抗か。
みんなの意見をまとめたらこうなりましたみたいな分かりやすい建築よりも、謎めいたものができたほうが面白いはずだし、建築はもっと難しくてもいいんだと思う。