ぺいちくのブログ

本と建築のブログです。https://twitter.com/paychiku

構造設計を仕事にする

「構造設計を仕事にする」を読んだ。

 自分も独立してから10年くらいになるけど、他の人たちがどんな感じか知ることができるので、学芸出版社のこのシリーズはおもしろい(レベルは自分と全然違うけど)。

僕は学部の時も大学院の時も、意匠系の研究室だったけど、設計課題をやったりコンペに取り組んだりするときもなんだか絵空事のような気がしてしまって(そういうもんだからしょうがないんだけど)形に根拠を与えるエンジニアリングが足りないなと思っていた(もちろん学校側もそこまで要求しないんだけど)。そのころちょうど佐々木睦郎さんとか池田昌弘さんとか構造設計の人の名前が前面に出るプロジェクトが目立ってきていて構造設計も面白そうだなと思っていた。

時代とは逆行するのかもしれないけど、僕が扱っているような小規模な案件は分業してやるよりも自分で構造も設備もやってしまえたらいいなと思うし、構造体をそのままみせることや、大スパンの木造もいままでいくつかやってきたので(構造設計は外部にお願いして)、そのうち自分で構造設計がある程度できるようになりたいなと思う。とりあえず構造力学Ⅰでも読み直そうかな…