GA JAPAN 168 総括と展望を読んだ。
表紙は石上純也。ジョイントが目立つなと思った。多目的広場らしいけど、これほんとに居心地いいのかな。ただ単にこういうの作りたかったとしか…。性能とかが必要ない建築といった意味では豊島美術館に近いような気もするけど、あっちのほうが10年先行している。
総括と展望は藤本壮介と伊東豊雄。本文でも書かれてるけど、毎年二川さんが今の状況(いい建築ができない)にイライラしていて面白かった。
中山エリカや山田妙子の評価が高くて、よさが分からないやつはだめだみたいな雰囲気になってたけど、正直僕にもあまりよさが分からない(見に行ってないから何とも言えないけど)から僕ももうだめかもしれない。かといって最近のでこれが面白かったみたいなのも思いつかないけど。
伊東さんの話の「美しい建築をつくりたい」みたいなのっていいなと思った。論理とか技術がすごくても美しくないものってやっぱりたくさんある。みんなが美しいと思うものってないかもしれないけど、だからといって論理とかワークショップとか建築はつくれないから。
KKシンジケートという隈事務所のパートナーがたくさん集まって話すという記事があったんだけど、どうやって忙しい隈さんと打ち合わせをするかという話に終始していた。所長と打ち合わせとか確認を取るのに苦労するのはなんかストレスたまりそうというか、いやだなと思った。僕が大学に行って論文を書いていたとき、主査の先生が東京の事務所に普段はいて、たまにしか地方の僕が通っていた大学にこない人だったんだけど、ほぼメールでのやりとりで、難しかったしこれでいいのかなと思っていた。今みたいにスマホもなかったから、決まった時間にしかメール見ないし。