藤森照信設計の神勝寺松堂に行ってきた。ワイフの友人の出産祝いについて行ったついでに行った。
こんな感じでばっちりてっぺんからアカマツが生えていてかわいらしい。近隣の山のアカマツとのこと。
ほんとに生えているのかと思ったけど、今月発売のJA96に掲載されていた図面によると、どうやらコンテナボックスに入っていて、架台に載っているみたい。
芝棟のように屋根に対してなんらかの補強の役割があるわけではなさそう。
通路も曲がったのアカマツが使われていて、柱脚は左官で塗り固められていてなんだかすごいことになっている。このへんはスギやヒノキではなく、マツが多いんだろうか。柱の外側は手もみ鋼板で覆われている(屋根と同材)。
売店もなかなかすごかった。床、壁、天井、棚まで漆喰でシームレスに塗られているようにみえる。あくまでみえるだけで、床とか棚とかは耐久性のこともあるから多分違う材料。梅干を買って帰ったがおいしかった(寺の人がつくった梅干はなんとなくおいしそうなイメージ)。
トイレはちょっと狭いなと思った。
以下トイレの仕上げなど(ぱっと見なので、正確ではありません)。
床:タイル貼り(石かも)
壁:アカマツ板張り(マツじゃないかも)
天井:EP(白)
ライニング腰:タイル貼り(石かも)
ライニング天板:アカマツ板張り(マツじゃないかも)
手摺はステンレスタイプ。
車いすトイレはあったが、ベビーシートもフィッティングボードもなかった。寺務所の人向けならいらないかもしれないけど、観光向けなら小さな子供も来ると思うので、やはりどちらかほしいところ。
トイレって設計の中で後回しにされがちで、限られたスペースの中に詰め込みがちだけど、設計の序盤から広さを確保しておいて、広くて明るいトイレにしたいなと最近よく思うようになった。