中村文則の「R帝国」を読んだ。図書館にあった。
本の最後に「本書の内容は、実在する個人・団体とは一切関係ありません。」と書いてあるけど、あとがきで作者が書いているように、この小説に出てくる人物や出来事は現実の何かを風刺していると受け取れるものだった。共謀罪のことや、右翼の金が左翼に流れてた疑惑や、半径5メートルの幸せ、トランプ大統領(ドゥテルデ?)など。
R帝国のRは右派のことだった。自由と多様性について考えるということについては僕はL寄りなんだろうけど、それの実現のために何かしてるかといえばそうでもないなと思った。