2024-01-01から1年間の記事一覧
中村文則の「王国」を読んだ。 王国 作者:中村 文則 河出書房新社 Amazon これで中村文則の本で今出てるものは全部読んだことになる。 この話は「掏摸」との関連があるみたいだけど、掏摸はずいぶん前に読んで忘れていたので王国の記憶があるうちにまた読み…
吉村順三の「小さな森の家」を読んだ。 小さな森の家: 軽井沢山荘物語 作者:吉村 順三 建築資料研究社 Amazon 知人から建築関係の本をいくつか譲ってもらって、その中の1つ。 写真がよかった。一般向けに書かれていて、語り掛けてくるような文章もよかった…
大江健三郎の「ヒロシマ・ノート」を読んだ。 ヒロシマ・ノート (岩波新書) 作者:大江 健三郎 岩波書店 Amazon ブックオフで中古で買って読んだ。100円だった。買ったやつがたまたま初版本で150円だった。今買ったら900円くらいする。 医師やABCCの話が多く…
a+uの臨時増刊「槇文彦 ことばと場所」を読んだ。 a+u(エー・アンド・ユー)2024年10月臨時増刊/槇文彦 ことばと場所 エー・アンド・ユー Amazon 今年6月に亡くなった槇文彦のインタビュー本。インタビューは2021年から行われていて未公開だった。 インタ…
内藤廣の「場のちから」を読んだ。 場のちから 作者:内藤 廣 王国社 Amazon 少し前の本だけど、読んでなかったから読んだ。 この本には出てこなかったけど、著者が昔言ったりしていた「素形」という言葉についてなぜか今思い出した。これの意味を僕は多分わ…
西岡常一、小川三夫、塩野米松の「木のいのち木のこころ」を読んだ。 木のいのち木のこころ―天・地・人 (新潮文庫) 作者:常一, 西岡,三夫, 小川,米松, 塩野 新潮社 Amazon 数年前に文庫を買って途中まで読んで放置していたんだけど、最近ふと手に取ったらお…
加藤幸枝の「色彩の手帳」を読んだ。 色彩の手帳 建築・都市の色を考える100のヒント 作者:加藤 幸枝 学芸出版社 Amazon 建築の特に外観は建っているだけでずっと周りに影響を与え続けるわけだから、大きさや形態、周りからの距離、そして色はとても大事だし…
柴崎友香の「続きと始まり」を読んだ。 続きと始まり (集英社文芸単行本) 作者:柴崎友香 集英社 Amazon 図書館で借りて読んだ。 とても繊細な話だと思った。いろんな問題やもやっとすることがあって、繊細だといろんなことに気が付いたりすり減ったりしてし…
山口尚の「日本哲学の最前線」を読んだ。 日本哲学の最前線 (講談社現代新書) 作者:山口尚 講談社 Amazon この6人の中で國分、伊藤、千葉の本は読んだことあったけど、ほかの3人のは読んだことなかった。 最近哲学の本を読むのがしんどくなってきたからこ…
水木しげるの「人生をいじくり回してはいけない」を読んだ。 人生をいじくり回してはいけない (ちくま文庫) 作者:水木 しげる 筑摩書房 Amazon エッセイ集なので何度も同じ話が出てくる。なぜか沈没しなかった古い戦艦、戦地で小隊が全滅したのに一人だけ生…
中村文則の「世界の果て」を読んだ。 世界の果て (文春文庫) 作者:文則, 中村 文藝春秋 Amazon 中古で文庫を買って読んだ。 これで中村文則の本で読んでないのは「王国」だけになる(これもすでに中古で買ってある)。 中村文則の本はたまに読み返すために手…
ドストエフスキーの「地下室の手記」を読んだ。 地下室の手記 (光文社古典新訳文庫) 作者:ドストエフスキー 光文社 Amazon ドストエフスキーの小説は1つの文章が長くて読みにくいイメージがあったけど、この本は新訳でとても読みやすかった。 この本の最後…
中村文則の「最後の命」を読んだ。バリューブックスで文庫を買って読んだ。 最後の命 (講談社文庫) 作者:中村 文則 講談社 Amazon おもしろかった。謎があってミステリーとしても面白かった。 自分は本当に大丈夫なやつなのだろうか、いつか何かしでかしてし…
西加奈子の「くもをさがす」を読んだ。図書館で借りた。 くもをさがす 作者:西 加奈子 河出書房新社 Amazon 闘病の話にかかわらず、世の中にあるあらゆる理不尽なことを本で表現することはノンフィクションでも小説でも同じように描くんだなと思った。それを…
星野源の「いのちの車窓から」を読んだ。 いのちの車窓から【電子特典付き】 (角川文庫) 作者:星野 源 KADOKAWA Amazon バリューブックスの文庫を買って読んだ。 星野源とは違う病気だが僕も脳の病気になり入院した。入院中暇だろうなと思っていたから何冊か…
メン獄の「コンサルティング会社完全サバイバルマニュアル」を読んだ。 コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル (文春e-book) 作者:メン獄 文藝春秋 Amazon 働き者ラジオで工藤さんが勧めていたので読んだ。おもしろかった。 僕はコンサルティング会…
養老孟司、茂木健一郎、東浩紀の「日本の歪み」を読んだ。図書館で借りた。 日本の歪み (講談社現代新書) 作者:養老孟司,茂木健一郎,東浩紀 講談社 Amazon 日本の歪みは明治維新と敗戦にあった。それはそうかもしれない。 ただそれと日本にいる現代人の生き…
「超改訂版難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」を読んだ。 新NISA対応 超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 作者:山崎 元,大橋弘祐 文響社 Amazon 以前NISAとiDeCoをはじめようとはじめよう…
中村文則の「遮光」を読んだ。 遮光 (新潮文庫) 作者:文則, 中村 新潮社 Amazon 文庫をバリューブックスで買った。 何かを持ち歩いている感じは「銃」に似ている。銃は持っていることで狂ってしまう。これは持っている前から狂いかけていたのかもしれないし…
中村文則の「悪意の手記」を読んだ。 悪意の手記 (新潮文庫) 作者:中村 文則 新潮社 Amazon バリューブックスで文庫を買って読んだ。 人を殺してしまった苦悩が描かれていて、それに悩まされないためにより悪い人間になろうとする。人を殺した人間は生きてい…
カフカの「城」を読んだ。 城 (新潮文庫) 作者:フランツ・カフカ 新潮社 Amazon 新潮文庫のやつをバリューブックスで買って読んだ。 最近ほしい本が出てきたらまず図書館で検索、なかったらバリューブックス、それでもなければアマゾンや本屋といった順で探…
「建築家・内藤廣 BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」を読んだ。 建築家・内藤廣 BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い 作者:内藤 廣 グラフィック社 Amazon グラントワでやってた展覧会に行って、そこで買った図録のようなもの。 展覧会自…
又吉直樹の「月と散文」を読んだ。 月と散文 (単行本) 作者:又吉 直樹 KADOKAWA Amazon エッセイ集で、ひとつが短いから空き時間に読むのにちょうどよかった。 日常におこった出来事に対して感じたことが書いてあったり、謎の設定の短い話(エッセイではない…
國分功一郎の「はじめてのスピノザ」を読んだ。 はじめてのスピノザ 自由へのエチカ (講談社現代新書) 作者:國分功一郎 講談社 Amazon 読みやすい本だったし、「100分de名著」のスピノザの回を読む前に観ていたからすっと入ってきた。 意思もまた何らかの原…