ぺいちくのブログ

本と建築のブログです。https://twitter.com/paychiku

観光客の哲学

東浩紀の「ゲンロン0 観光客の哲学」を読んだ。(kindleで読んだ)

ゲンロン0 観光客の哲学

ゲンロン0 観光客の哲学

 

 いい本だった。東さんの本は高度な議論をしているはずなのに、読みやすく、置いてけぼりにならない。対立軸のつくりかたも何度も繰り返されて分かりやすかった。複数の対立軸があるなかで、多様性や他者への寛容はありえるのかなど、いろんなことがクリアにみえてきた。

カラマーゾフの兄弟を(大学生のときに一度読んだきりなので)もう一度読んでみようかなと思った。