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屋根ブーム到来

建築


Parrish Art Musuem - YouTube

2013年に雑誌で見た建築のなかで、Herzog&de meuronのパリッシュ美術館が一番気になりました。単純な切妻屋根で倉庫みたいな外観の美術館です。

GA JAPAN 126

GA JAPAN 126

 

「 総括と展望建築2013/2014」という座談会(内藤廣×藤本壮介×二川由夫)がおもしろそうだったので、GAJAPANを久々買って読みました。どこを読んでもおもしろかったんだけど、特に「屋根ブーム到来」のところがHerzog&de meuronのパリッシュ美術館にもつながるのではと思いました。

SANAA(表紙のやつなど)や隈研吾さんなんかが、積極的に勾配屋根を採用していることについて触れたうえで、なんで箱ではなくて、屋根がはやっているのかについてのはなし。

僕はフラットルーフよりも勾配屋根のほうが漏水リスクが少ない思っているので、今まで設計したものはほとんど勾配屋根採用しているし、軒も出している。できるだけ単純な形の屋根(出来れば一枚にしたい)にしたほうが、漏水のリスクも減るし、外観も整いやすいので、特に他の理由のない限りそうしている。この座談会の中でも藤本さんが「日本やアジアの気候風土では、屋根を掛け、軒が出ているほうが、素直に理にかなっている(p132)」といわれていて、その通りだと思っていた。

でも、内藤さんはフラットルーフでも防水性能が保証されている現代にあえて勾配屋根を掛ける(どっちでもいいのに)と、それ自体に意味が生じる、と指摘する。つまり素直に導き出しても勾配屋根になるわけではない。機能から勾配屋根を導き出しているのではなく、家族とかコミュニティとかの「気分」から決まってるのではということ。

どっちにしても勾配屋根がはやっているし、倉庫みたいな表現も流行っている。2013年の吉岡賞も倉庫みたいだし、やっぱブルータリズムがきているのではと思う。

http://www.japan-architect.co.jp/jp/works/index.php?book_cd=201202&pos=9&from=backnumber