ぺいちくのブログ

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悪意の手記

中村文則の「悪意の手記」を読んだ。

バリューブックスで文庫を買って読んだ。

人を殺してしまった苦悩が描かれていて、それに悩まされないためにより悪い人間になろうとする。人を殺した人間は生きていていいのか、人を殺した人間を殺してもいいのか、そのあたりがこの後の小説に書かれていたような気がする。

最近100分de名著のハイデガーの回をみた。不安や恐れはどうやってもなくならない。それを受け入れてはじめて自分の人生に目覚めることができるらしいのだが、なかなかできそうにない。どうせ死ぬんだしというのもわかるんだけどなかなか…。