森有正の「生きることと考えること」を読んだ。
この本は伊藤勝彦さんという人が、森有政さんに質問してそれについて延々と考えを話すといったスタイルで進むんだけど、言葉をすごく丁寧に選んで話されているという印象。対談形式とはちょっと違う感じ。
この人は仏文学者で哲学者だから、当時の日本人の未熟なとことかがよく見えているんだと思う。これは今も大して変わらないんじゃないかとも思うけど。
結局よりよく生きるためにはいろいろ経験してたくさん考えないとだめだなと思った。
あと、最近のぼくはどうも物事が単純になることに対して抵抗があるような感じになってきている。