これからの建築士

「これからの建築士」を読んだ。

これからの建築士 職能を拡げる17の取り組み

これからの建築士 職能を拡げる17の取り組み

東京建築士会の「これからの建築士賞」という建築士の取り組みに対して与えられる賞の候補になったものが紹介されている。
どれもユニークなものばかりで、特にいいなと思ったのは「住宅遺産トラスト」だった。公共建築の保存運動はよく見かけるようになっていたけど、住宅の取り組みはあまりなかったのでは。住宅は個人のものだから、買ってくれる人を探さないといけないわけだけど、そこを粘り強く取り組まれていた。

僕はといえば、建築士会には所属しているけど、通常の仕事以外は何もやっていない。通常の仕事も小さな公共工事や、住宅(主に新築)をやっているだけでいわゆる一般的な地方の設計事務所だと思う。
若手の設計事務所ってリノベとかまちづくりといったのが目立つ昨今だけど、僕の同級生で事務所をやっているひとたちは、みんな地方で一般的な設計事務所をやっていてみんなそれなりに忙しそうだし、順調そう。僕が実感しているのは、新たな取り組みとかではなくて、そもそも地方では一般的な建築士事務所が足りていない。
僕も若いときはなにか新しいとりくみをしたり、特色のあることをやらないと、生き残れないような気がしていたけど、順番が逆で、従来通りの設計事務所をやっていれば仕事はくるから、新たな試みをする機会が与えられるんだと思う。
そういう意味でもそろそろ僕もなんかしないとなと思っているけど、あまり仕事を増やしたくないなとも思う。