ぺいちくのブログ

本と建築のブログです。https://twitter.com/paychiku

新記号論

石田英敬東浩紀の「新記号論」を読んだ。

新記号論 脳とメディアが出会うとき (ゲンロン叢書)

新記号論 脳とメディアが出会うとき (ゲンロン叢書)

 

 講義形式で話ことばだから専難しい話でも(専門外の哲学でも)なんとかついていけるかなと思ったんだけど逆に置いてけぼりになるところが多かった。会場でもそんな雰囲気だったのか、東さんのフォローがあって助かった。

なんかこういうのを読んだあとはもう難しい本は買うのやめて読みやすい小説とかばかり読みたいと思うんだけど、なんかまた買ってしまうんだよなあ…。

ただ今は読みたい小説が図書館にたくさん入っていることが分かったので順に読んでいこうと思う。

 

M570とミヨシのタッチパッド

3か月くらい前からマウスの使い過ぎで右手がすぐ疲れるようになってきたので、少しは楽になるかと思いロジクールトラックボールマウス「M570」とミヨシのタッチパッドを買った。

なめらかUSBタッチパッド TTP-US01/BK ミヨシ(MCO)

なめらかUSBタッチパッド TTP-US01/BK ミヨシ(MCO)

 

 トラックボールマウスのほうはアマゾンのプライムデーで1500円くらい安くなってたので衝動買い。割と昔からあるモデルなので、いいかなと思っている。ただやっぱ慣れはあると思うので、これで図面を描くのは今は無理かも(慣れるまで逆に疲れる)。右手が完全に回復してから少しづつならしていこうと思う。

タッチパッドはノートパソコンについているのと同じようなものなので、すぐ慣れた。ドラッグドロップをするときは物理ボタンがないのでこれは練習がいりそう。左クリックや右クリックのボタンがあるんだけど、そこを一回触ってからカーソルを動かすみたいなやりかたで、微妙に物理ボタンの場合と違う。

外付けのタッチパッドロジクールとかが2013年くらいにシンプルでよさそうなワイヤレスを出していたんだけど、人気がなかったのか、いまはもう作ってないみたい。マイクロソフトとかがキーボードにくっついたやつを出してるけど、それもファンクションキーがなかったり(他と兼用でCtrl押しながらになる)でいまいち。今回のミヨシのやつは有線で、正直妥協したけど他によさそうなのが見当たらなかった。

マウスを使っているときにどうも姿勢が悪いらしく、2か月くらい前にぎっくり腰みたいなのにもなったので本当に気を付けないといけない。整体に行ったところ、右肩が前にでていて肩間接がすこし緩くなっているとのことなので、インナーマッスルを鍛えて肩の位置を元に戻すように指導してもらってる。シップはったり、サポーター付けたりじゃなくて、筋トレとかストレッチで治すという考え方が、僕が通っている整体のいいところだと思うし、自分にも合っているような気がする。去年にバスケで痛めた脚の捻挫をみてもらったときも、バランスディスクで調整する方法を教えてもらってよくなったし。

 結局右手をあまり使わないのが回復への近道だと思うので、CADを使うとき以外のPC作業は右手を封印して左手マウスやタッチパッドで代替、本気を出して図面を描くときだけ右手を解放するという漫画というか中二っぽい設定で頑張っている。

いずれにしてもこの仕事をこれまで続けてきた中で蓄積してきたなにかが少しづつ体に出てきてるなと感じてきたので、体に負担がかからないようにしたり、体を動かしたり鍛えたりして、バランスを整えないといけない年齢になってきたということ。

職業としての学問

マックス・ウェーバーの「職業としての学問」を読んだ。

職業としての学問 (岩波文庫)

職業としての学問 (岩波文庫)

 

 いつか読まないといけないとずいぶん前からリストにあったんだけど、ようやく図書館で借りて読んだ。

"自己を滅して専心すべき仕事を、逆になにか自分の名を売るための手段のように考え、自分がどんな人間であるかを「体験」で示してやろうと思っているような人、つまり、どうだ俺はただの「専門家」じゃないだろうとか、どうだ俺のいったようなことはまだだれもいわないだろうとか、そういうことばかり考えている人、こうした人々は、学問の世界では間違いなくなんら「個性」のある人ではない。"(P28)

「こうした人々の出現はこんにち広くみられる現象であるが」と続くんだけど、100年前のドイツやアメリカの風潮はよく知らないけど、今も似たような感じだなと思った。やっぱウェーバーが何度も言うように余計なことを考えず、個性も自我も忘却してザッヘ(仕事)に献身すべきなんだろうな。

 

建築をつくる者の心

村野藤吾の「建築をつくる者の心」を読んだ。

建築をつくる者の心 (なにわ塾叢書)

建築をつくる者の心 (なにわ塾叢書)

 

 何かで藤原徹平さんが勧められていたので、読んでみたら面白かった。

時代は1980年で、村野藤吾さんが亡くなられたのが1984なので最晩年。その年に大阪で「なにわ塾」という少人数で話を聞く会みたいなのがあったらしく(全4回)、それの録音をまとめた本。

参加者に建築関係者以外の人も入っているということで、あまりアカデミックな話になりすぎず(そもそも村野藤吾という人がアカデミズムから遠い人なのかもしれないけど)、具体的な仕事の進め方の話、クライアントや工事業者との付き合い方、事務所内での仕事の仕方など、他の建築の本ではあまりないような生々しい話ばかりで面白かった。

 

みらいめがね

荻上チキの「みらいめがね」を読んだ。アマゾンで買って読んだ(紙の本)。

みらいめがね それでは息がつまるので

みらいめがね それでは息がつまるので

 

荻上チキさんのラジオ「session22」は番組がはじまったときから全部聞いている(生では聞いてないのでpodcastもしくはラジオクラウドで配信されている内容のみ)けど、本ははじめて読んだ。いい本だった。僕に入ってくる情報はだいたいTBSラジオ日経新聞とたまに読む本に限られているので、その中でもsession22で扱われている内容はかなりの部分を占めているし(時間的にも内容の大事さ的にも)、自分の考え方にかなり影響を与えていると思う。

ラジオを聞いただけでは分からなかった、荻上さんがなんでこんな感じの人になったのか(いい意味で)、番組でたまに触れられる鬱のこと、家族のことなどが分かってよかった。中でもお母様とのエピソードは少し涙が出た。

 

心霊電流

ティーブンキングの「心霊電流」を読んだ。図書館にあった。

心霊電流 上

心霊電流 上

 
心霊電流 下

心霊電流 下

 

 スティーブンキング、久々読んだ。相変わらずの感じで面白かったけど、ちょっと長いなと思った。

先日ぎっくり腰みたいなのになって整体に行って腰に電気を当ててもらった時に、この本のことを思い出した。

住まいの基本を考える

堀部安嗣の「住まいの基本を考える」を読んだ。

住まいの基本を考える

住まいの基本を考える

 

 堀部さんの建築は好きで、作品集もだいたい買っていて、かなり参考にしている。僕が事務所を開設する直前に堀部さんのデビュー作の「南の家」と「ある町医者の記念館」を鹿児島までみにいって、20代でこれをつくれるってすごいなと思った(当時自分は30代前半)。

この本を読んでみて、パッシブデザインとかの温熱環境のことに文字数をかなり割いていたのが意外だった。他の本ではそんなに言ってなかったような気がするので。

この本でも書かれているように、木造の小住宅が建築の基礎で、でも住宅が一番難しかったりする。僕自身も住宅の設計が一番しんどいし、時間もとられるからあまりやりたくないなと思うこともあって、年1件が限度だなと今は思っている。ただ腕を磨くには避けて通れないような気もするので、できるだけおおらかなで理解のある人の住宅をやるようにしたいと思っている(結局クレームが怖いだけ)。最近は無垢の厚いフローリングを使いたいから余計に(質感はいいけど複合の塗装品と比べると傷とかつきやすいので)。

昨日本屋でいいなと思って衝動買いした丸山弾さんの作品集を昨日じっくり読んでたら堀部さんのとこの事務所出身だったと読んだ後に気付いて自分の趣味も偏ってるなと思った。

増補特装版 木造住宅パーフェクト詳細図集

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