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ヒルサイドテラスで学ぶ建築設計製図

ヒルサイドテラスで学ぶ建築設計製図」を読んだ。

ヒルサイドテラスで学ぶ建築設計製図

ヒルサイドテラスで学ぶ建築設計製図

  • 作者:勝又 英明
  • 発売日: 2013/03/15
  • メディア: 大型本
 

 事務所で積読になってたやつを読んだ。どちらかというと学生向け。作図の前提としてのJIS規格での決まり事とか、簡単な法律のことなど書いてあって、僕が学生の時にこれがあったら参考にしただろうなと思う。

ヒルサイドテラス自体2回くらいしか行ったことないし、中に入ったことあるのは第6期のエリアだけなんだけど、外から見た印象は第一期がよさそうだった記憶がある。第一期のエリアはなんとなく入っていいのかどうか分からなかったんだけど(中に住宅も入っているので)、次はちょっと中に入ったり、ゆっくり眺めたりしてみたい。

定期的に製図の表現とか、線の太さ、作図の効率化についてはについては見直しているんだけど、最近はぼくもおじさんになってきてマウスを使うと手や肩が疲れるので、できるだけぎりぎりまで手描きスケッチで進めて最後にcadでまとめるというスタイルになってきた。CADで考えながら描いたりすると効率悪い気がする。手描きのほうがいろんなスケールを行ったり来たりしやすい。手描きの時点で着工できてしまうくらいディテールを詰めて、A3の方眼紙を使って部屋別に仕様や各図をいろんなスケールでまとめると全体像が見えてきて最終的に何を図面で表現すべきか分かりやすい。リノベーションの仕事とかは手描きスケッチのほうが施工者に伝わりやすいような気もする。

なんだかんだで考えながら描くのは手描き、製図はCADって感じなので、BIMは一生無理かもしれない(世代)。手描きは楽しいし手もそこまで疲れない。結局肩がこったり手が疲れたりしたら何をやるのもいやになるからはかどらないだけかもしれない。