水木しげるの「人生をいじくり回してはいけない」を読んだ。
エッセイ集なので何度も同じ話が出てくる。なぜか沈没しなかった古い戦艦、戦地で小隊が全滅したのに一人だけ生き延びた話、マラリアで動けなくなった話、襲撃を受け腕の切断して傷口が赤ん坊のにおいがした話、現地人に気に入られて終戦後もラバウルに残るために地除隊を考えていたことなど、自分でも間違えて同じところを読んでしまったかなと思うくらい同じ話が出てくるけど、なんというか同じ話を読むのも心地よかったりして不思議だった。
水木さんは戦地でもぼんやりしていて鳥をみたり現地の人と遊んだりしてていいなと思う。たくさん寝たりそうめんと鰻を交互にたべたり、暑い日は毎日ガリガリ君をたべたりしたい。でも結局水木さんもめちゃくちゃ漫画は頑張ってるんだよなー。