ぺいちくのブログ

本と建築のブログです。https://twitter.com/paychiku

権力の空間/空間の権力

山本理顕の「権力の空間/空間の権力」を読んだ。

 途中までkindleで読んでいてなかなか読み進めれてなくて、しばらく放置していたんだけど、最近少しずつ読んでいたら、何やら自分が今関心があることにかなり近いことが書いてありそうな気がしてきたので物理本を買って読んだ。

そもそも専用住宅は近代化してからはじめてでてきたという話や、それより前は経済活動と住空間がつながっていて(併用住宅)、ギリシャ時代の家と日本の町屋はほぼ同じだなとか、面白かった。

山本理顕さんの「閾」の話も、ハンナアレントも学生のころから知ってはいたけど、いまいちピンときていなかった。時間が経って気になることってやっぱりあるなーと思った。最近読む本にやたらとアレントの話が出てくる。アレントの本も積読されてるからついに読む時が来た…(分厚いしなんか読みにくい)。