ぺいちくのブログ

本と建築のブログです。https://twitter.com/paychiku

toolbox

R不動産のtoolboxをkindleで読んだ。

toolbox 家を編集するために

toolbox 家を編集するために

 

R不動産は賃貸物件を紹介している会社で、toolboxはR不動産がDIYのアイテムを紹介しているサイト。最近僕が設計した物件がなぜかDIY臭の強いもの(施主がDIY好きだったりコストがなかったり)が多かったので、toolboxのサイトでいろいろ調べて施主施工でできるもので何かいいものがないか探したりしていた。

電子書籍が出ているのを知って、タブレットなどで持ち歩けたらぱっと打ち合わせの時ん開けて便利かと思い購入しました。

この本はカラーページが多いのでペーパーホワイトではなくipadminiでカタログ的に使っている。

僕自身事務所の本棚は自分で作ったし、木部の塗装も自分でやっているので、DIYは結構好きで、この本を読んでいろいろやってみたいことや、使ってみたいものがまた増えた。建築の専門書では紹介されていなものがたくさん紹介されていておもしろい。最近僕に依頼される施主は自分でできることは自分でやりたいといった人が多いので、こういったものが使えてとてもありがたい。

ちょっと昔の人は自分の家のことはかなり把握していて、どんな材料が使われているかよく分かっていて、塗装のこととか、ちょっとした板の張りかえのことなど、メンテナンスはある程度自分でやっていたのに、今はメンテナンスフリーをうたったものが多くて、それはそれで楽なんだろうけど、なんだか家と住む人が遠くなってしまった感じ。

僕は外壁板張りとかよくやっていて、同業者からも汚れないのかとかっていわれたりもする。でも、メンテナンスフリーで最初が一番きれいだけどちょっとづつ劣化していく窯業系サイディングなんかより、ちょっと汚れるかもしれないけど、少しづつ味が出てくる板張りの方が絶対いいし、少々汚れてもまた塗ればきれいになるから、そっちの方がかなり気楽だと考えている。もちろん軒を出すとか、脚立で届かないところは板張りにしないとかメンテナンスしやすいように設計することも大事なこと。